風邪やインフルエンザなど流行ってきましたね。気をつけましょう。
さて、5歳のダックスフントが歯周病の治療で受診されました。
手術の画像が出ますので、気分が悪くなりそうな方はご遠慮ください。
上の写真は、麻酔をかけて処置をする前です。
このあと歯科用レントゲンを撮ったり、器具を用いて検査をしたのですが、
抜く必要があった歯はどれでしょうか?
わかりますか?
この子はくしゃみをすることがあると飼い主さんがおっしゃっていました。
この右上顎の犬歯の膿のあったところは、歯周病のせいで鼻腔の外側の骨が融けていましたので、それがくしゃみの原因であったと考えられました。
もちろん歯とは関係のない鼻炎もありますが、犬歯の歯周病がくしゃみの原因となっている患者さんは度々見かけます。
慢性のくしゃみでお困りの方は、お口の観察をしてみましょう。