最大で約20倍の拡大像が得られます。
使う糸やその糸を持つ器具などは、それ専用のとても細く小さなものになります。
何が出来るようになるかというと、小さな部位を切ったり縫ったりするのが可能になります。
手術の内容としては、犬猫の尿管や椎間板ヘルニア、さらには総胆管や血管など、色々な可能性を秘めています。今まで対象物が小さすぎて良く見えなかったために、手術の選択肢として提示されなかったり、手術の予後が悪いとされてきたものを少しでも良くできる可能性があります。
以前、眼科用の手術用顕微鏡で白内障手術の練習をずっとしていたことがありますので、手術用顕微鏡の操作には比較的慣れてはいますが、今回導入した顕微鏡をより自分の体の一部として使えるようにし、地域の犬猫により多くの選択肢を提供できるように、日々研鑽していきたいと思います。