ずいぶん寒くなりましたね。
最近では骨折の患者さんが続きました。
ほとんどが、抱っこしていて飛び降りた、ソファーからジャンプして降りた、
ベッドから飛び降りた、といった前肢に力がかかる状況です。
また、飼育頭数からトイプードルが非常に多いですが、実はある整形外科の専門病院が調べたところ、イタリアン・グレイ・ハウンドも前肢の骨折が非常に多いようです。
すらっとした細い肢のワンちゃんは注意が必要ですね。
また、多くは0歳の成長期に発生しますので、新しくワンちゃんをお家に迎えた方は気を付けてください。
写真は前肢の肘と手根関節(手首)の間の橈骨(トウコツ)と尺骨(シャッコツ)が折れてしまったものです。
術前。
プレートとスクリューで整復しました。
ただし、このように固定しても、無茶をするとプレートごと折れることもあります。
細長い肢のワンちゃんは、飛び降りる、という行為は極力避けたほうが良いですね。