だいぶ涼しくなりましたね。今朝の前橋は11度だったそうです。
体調管理に気を付けましょう。
さて、この『みやま犬猫通信』では、当院でどのような治療をしているのかなどをお伝えしています。
今回は当院が開院してから『リンパ腫』という血液の細胞のガンの患者さんがどのくらいいたかを調べてみました。開院して3年と4か月ほどになりますが、11匹の患者さんが該当しました。多いですね。犬が5匹、猫が6匹。平均すると4か月に1匹が、新たにリンパ腫と診断されていることになります。リンパ腫は血液の細胞由来ですので、体のどこにでもできます。
11匹の発生部位別の内訳をみると、胃腸に発生したものが最多で5匹、鼻腔1匹、脾臓1匹、腎臓1匹、胸腔1匹、白血病1匹、皮膚1匹でした。
胃腸にできるタイプが圧倒的に多いですね。
ワンちゃんや猫ちゃんが痩せてきた、下痢や嘔吐が治らない、という場合には早めに精密検査をしましょう。痩せて栄養状態が悪くなると治療も複雑になりますし、予後も悪くなります。
季節の変わり目で、風邪ひいたのかな?ということもあるかもしれませんが、治りが悪いときは要注意です。
1日でも元気でいられるように、早期発見・早期治療をお勧めいたします。